会社員なら健康診断は義務。
忙しくても、ちゃんと受けるようにと催促が入ります。
でも個人事業主の私は国民健康保険なので、健康診断は自治体(区)からのお知らせで自ら受けに行く形。
忙しいとつい忘れてしまうし、どうしても後回しになりがちです。
ただ今年は少し違います。
かかりつけ医探しの機会に使おうと思ってました。

私たちの世代は、病気になって行くのはどちらかというと大病院が一般的。
そこまでではない風邪を引いたり熱が出たときに行くのは、職場の近くだったり、偶々通り道にあるところだったり。
そのため「かかりつけ医」にピンとこない人が多いようですが、私は会社員を辞めてからは、いい「かかりつけ医」を持ったほうがいいと強く思うようになりました。
でもこの「かかりつけ医」を探すのがなかなか大変。

区の健康診断のお知らせでは、当然のことながら区の健康診断を実施しているクリニック一覧が来ます。
それぞれのクリニックがどの検査をやっているのか、いないのかも一目瞭然。
しかも住所別なので、自宅に近いクリニックも探しやすいのです。

せっかくだから、この機会に家に近くて行ったことがないところで健診を受けよう。
事前にそこがどんなクリニックか、どんな先生かを調べることも必須。

私が考えている、これからのかかりつけ医探しに向けての事前チェック項目は以下の通りでした。
・歩いて行けるところ
・先生の年齢が私よりも若いこと。
・待ち時間が長すぎないこと。

さらに念のためネットの口コミ評判も確認。
匿名情報は偏りがあってあまり信用できないけれど、多少参考にはなります。

もちろん一番大事なことはその先生を信頼できるかどうか。
そこには、私との相性が合うかどうかも大きく関わりますが、そこは実際に会って話してみないことには確認できません。

とりあえず私なりの事前チェックをもとに、駅近の徒歩圏内のクリニックを選びました。
2年くらい前に近くに新しくできたクリニックで、まず電話で健康診断の問い合わせをしてから行ってきました。

事前の電話対応は○。
待ち時間は約15分。私としては○。
検査が始まってからの看護師(保健師?)さんの対応も○。
採血してもらっている最中に、念のためいつもこれぐらい空いてるのかどうか聞いてみると、
「日によって違う。インフルエンザなどの流行の時期かどうかで差があるけれど、何時間も待つことはほとんどない」
との事。
よしよし。
私としては、ここまではクリアです。

その後、一旦診察室を出て、待合室で待つこと5分。
再び名前を呼ばれて診察室に入り、そこでお医者さんに初対面。

アレルギーはありますか?
普段飲んでいる薬はありますか?
健康診断は毎年受けていますか?
体重が急に増えたり減ったりしていませんか?
今、気になっていることはありますか?

基本的なことを質問され、私はひとつひとつ答えていきます。
ここまでの感じは○。
良さそうな先生かも。

その後、私の方から気になっている健康面をいくつか質問し、先生とやりとりしていくなかで、先生についてのいろいろがわかってきました。

・開業前の専門は心臓内科であったこと。
・今後、専門外で怪しいときには正直にそれを最初に言うつもりであること
・その上で専門の先生を紹介したいと考えていること
など。

そういうことを、こんな最初の段階で知ることができたのは、私にとっては好感触でした。
肝心の健康診断の結果については、後日改めて聞きに行くことでその日は終わりになりました
先生は、年齢的には40代後半。
私の感触としては、ここまでで二重マルのクリアでした。

数日後、健康診断の結果を聞きに行きました。

先生は、生活習慣病関連の血液データを見ながら
超優秀ですね」と笑いながらも、一方でいくつか気になることを話してくれました。
実は私の方でもあらかじめ過去の検診データを用意して持参していたのでそれを出したところ、
先生はそれと見比べながら、
まぁ問題ないとは思うけれども.念のためCTと胃カメラの検査をしませんか?」と。
もしCTや胃カメラの検査をする場合は、そこではなく近くの専門医療機関で検査し、そのデータがその内科医に送られてくるそうです。
それを診てから、またお話ししましょう」と。

そこで、私はまずCTを撮ることにしました。
そうしたら、
・CTは造影剤を入れる方法と入れない方法がある
・造影剤を入れる方法の方が情報量が多い
・造影剤を入れる方法の方が体への負担が大きい。
・被曝を気にする人はそこは大事なポイントかも。
などの話があり、先生の提案としては、
1回で済ませたいなら造影剤を入れる方法で、
もし1回にこだわらないなら、まずは造影剤で検査をして問題なければそれで終わり。もう少し調べた方がよさそうなら造影剤を入れてもう一度CT検査にしては?
という提案もありました。

なるほどね。
こういう提案をくれるのは、私が思い描いていたかかりつけ医の形かも。
その言葉が、私には信用できそうに思えたので、先生に言ってみました。

先生、私は今、かかりつけ医探しの真っ最中なんです。
これから継続的に私の健康状態を診てくれて、
その時々の私の体調を診察し、そのときの状況や私の価値観などをふまえて提案してくださる先生を探しているところなんです。

「それが街の内科医の役割ですよ」
先生は笑いながら、そう言いました。

この先生、いいかも。
少なくとも今はとてもいい先生だと思いました。
風邪を引いたり、ちょっと体調を崩したり、何が悪いかよくわからない時などに、まずこの先生にかかって相談する、というかかりつけ医。
そういう意味では良さそうです。
でもそれだけでなく、できればこれから先のことも気にしておきたい。
10年後、20年後、私が弱った時のことや
万一救急車で運ばれるようなことがあったときに、これまでの情報提供や、私見でもいいから今後の提案までしてくれるかどうか。
私がかかりつけ医にするなら、そこまでのことを考えておきたいのです。

結論として、私は先生の提案通り近々造影剤なしでCT検査を受けることを選択しました。

CT検査後の話を聞く際には、私が納得できる「かかりつけ医」かどうかを判断するために、
10年後.20年後のことを想定しながら、もう少し突っ込んだ質問をしてみようと思います。