「終活」を始めるきっかけは、人それぞれです。
老親のことを思うと、いろいろ考えなくては・・・
子どもを頼るつもりはないから、自分の問題としてそろそろ考えようかな・・・
など、事情はいろいろあるでしょうが、
まずは「終活」がどういうことなのか知ってみよう!というための会が毎月1回開催されています。
題して「終活を知ってみよう会」。
会場は、世田谷区の祖師谷にある笑恵館で。
その「終活を知ってみよう会」に向けて、コンテンツの提供や進行のお手伝いをしています。
私がお手伝いを始めたのは今年の4月からですが、これまでに次のようなテーマで開催してきました。
4月 終活が注目される背景
5月 小さくなってきたお葬式①(規模、場所)
6月 小さくなってきたお葬式②(演出)
7月 お墓ある?ない? いる?いらない?
9月 現代の供養のカタチ
10月 親を見送ってみて学んだこと①
10月は、ちょうど半年たったところだったので、
オーナーの田名さんの実体験に基づいたお話をいろいろお聞きしました。
それは田名さんのご両親の葬送のお話でした。
結果的にはその後田名さんが笑恵館を始める上でも大きな影響を与えることにもなったのです。
もしも私が突然部屋で倒れたとしても、
私は笑恵館を作ったおかげで、2日以上誰も気づかない、ってことはないの。
だって、「田名さんがいない」「田名さん、どうしたんだろう?」って、みんな思うでしょ?
もし一人暮らしだったら、1人で突然死する可能性もないわけではない。
それはしかたがないとしても、何日も誰も気づかないってことは、やっぱり避けたいでしょう?
う~む、たしかに。
もしも今、家で突然倒れたら・・・?!
誰が、それに気づいてくれるでしょうか?
いつ、それに気づいてくれるでしょうか?
家族など同居人と言うのは、実は大事な安全保障でもあるわけです。
家族の人数がどんどん少なくなり、世帯人数としては今や一人暮らしが一番多くなりました。
たとえ今は家族がいたとしても、いずれは一人暮らしになるだろうと思っている人も多いかもしれません。
私の離れた家族は、いつ気づくのか…
私の親しいお友だちは、いつ気づくのか…
私の場合はどうなんだろう・・・?!
誰もが考えてしまうのではないでしょうか。
それは、今、その人とどんな風につき合っているかということと表裏なのだと、はたと気づくのです。
「終活」って、死ぬこと、お葬式、お墓、ばかりに目が行きがちですが、
本当は生きているときの暮らし方、過ごし方と表裏一体のお話。
そんなわけで、
死ぬこと・お葬式・お墓をじっくり考える「終活」に対して、
どう生きるかを考えていく終活を、私は「新終活」と呼び、あらゆる世代に新終活をお勧めしています。
「終活を知ってみよう会」は、毎月第3火曜日の13:30~。
お茶を飲みながら、おしゃべりのような質問を交えつつ、近隣の方を中心に少人数で和やかに開催しています。
平日の昼間なので来られる人は限られていますが、参加者は40代~60代まで幅広い世代の方々。
ちなみに次回11月の開催予定は以下の通りです。
【日時】11月21日(火)13:30~15:30
【場所】笑恵館 (小田急線「祖師ヶ谷大蔵」駅徒歩5分)
世田谷区砧6-27-19 TEL.03-3416-2308
【テーマ】まさか!が起きたらなにが起きる?
【参加費】500円(茶菓含む)
ご興味のある方はぜひ!
お待ちしています。
ご案内チラシはこちらから ⇒ ご案内11月
<参考>笑恵館とは
オーナーの田名さんがご自宅を地域に解放する「住み開き」という形を実践するためにできた建物で、
自作の雑貨を販売するためのスペース貸し販売コーナーやレンタルスペースなどがあります。
また、地元で人気の体にやさしい手作りのパン屋さんも入っているのでパンを買いに来るお客さんも多く、いろいろな人が出入りしています。