今年も確定申告の季節が終わりました。
会社員にとっては馴染みの薄い確定申告ですが、
でも老親の場合はどうでしょうか。
「まず重要なのは“確定申告の義務があるかどうか”です。年金受給者の場合、公的年金等による収入が400万円以下であれば原則として確定申告は必要ありません。ただし、公的年金にもさまざまな所得控除が適用されるため、確定申告をすれば、納めすぎた税金が戻ってくる『還付』が受けられる可能性がある。この還付申告であれば、確定申告の期限を過ぎても問題ありません。申告年の翌年1月1日から5年間申告できます」
出典)ZAKZAK by 夕刊フジ「『義務』『還付』は要確認 親の確定申告に備えを 」
https://www.zakzak.co.jp/eco/news/180315/eco1803150007-n1.html
年金生活者の老親の中には、確定申告が必要な人が少なくありません。
また、しばしば病院に行く高齢者ならば特に医療費控除など、各種控除も見逃せません。
税理士など専門家に任せている家では心配ありませんが、
そうではない場合、数字に強い親だったら自分でやっている人も少なくないでしょう。
けれどもある程度の年齢になって急に面倒になったり、できなくなったりすることがあります。
そこで「子どもによろしく」となると、さあ大変!
確定申告の経験がない会社員の場合は特に、用紙の取り寄せ方、記入方法、提出方法などがよくわからない。
親がやっていたんだからと甘く見ていると、必要書類がどこにあるかわからない、
必要書類を取り寄せようとすると予想以上に時間がかかる、等々、
とても面倒な作業になり、日々の仕事もあると本当にうんざりします。
たとえ簡単なことであったとしても、お金のことや役所仕事は
慣れていない人にとっては本当に面倒なものです。
親は確定申告をどうしているのか、書類はどこに保管しているのか、
ある程度は知っておきたいところです。
たとえ見せてもらわないとしても過去の提出書類の控えの保管先を知っておくことが大切ですね。
参考)ZAKZAK by 夕刊フジ「『義務』『還付』は要確認 親の確定申告に備えを 」
https://www.zakzak.co.jp/eco/news/180315/eco1803150007-n1.html