2月21日に大杉漣さんが亡くなりました。
66歳でした。
20日にテレビ東京のドラマ撮影を終えてドラマの共演者と食事をし、
宿泊先のホテルで共演者にLINEで体調不良を訴えたことから、
共演者や関係者に付き添われて病院に向かいましたが、
21日午前4時少し前に、ご家族と共演者や関係者に見守られた中で逝かれたそうです。
私は、静かな優しさを感じさせる大杉漣さんが好きでした。
そういう方はきっと多かったでしょうし、今現在とても脂がのった現役そのものだっただけに、
そのニュースは大きな衝撃でした。
我が家でも話題になりました。
66歳、あまりにも若すぎる・・・
うそ! 信じられない!
いつ、何があるかわからないね・・・
大杉漣さんのブログの最終更新日は2月18日。
ご本人も、まさかご自分の人生が
その3日後に終わるとは想像もしていなかったかもしれません。
そのブログの最終投稿で
お腹が空いて大杉漣さんを睨みつけている猫ちゃんも、ご主人が家に帰ってこないとは、思ってもいないかもしれません。
命の終わりはじわじわやってくることもあるけれど、
大杉漣さんの急病や、災害や事故のように、ある日突然、ということも。
私は、大好きな有名人が旅立つたびに大きなショックを感じるとともに、
改めて「命が有限である」ことを突きつけられるような気持ちになります。
人はいつか死ぬ、人生はいつか終わる・・・当たり前のことではあるのに、
ふだんはつい忘れがちなこと。
こういうことによって、改めて気づかされるのです。
「忘れちゃだめだよ」と言われているような気がします。
私自身の人生、時間は、100歳まで続くかもしれないけど、もしかしたら明日で終わるかもしれない。
大事な人の人生も、100歳まで続くかもしれないけど、もしかしたら明日で終わるかもしれない。
大好きな有名人の死は、「終活」の扉でもある、と思います。
忘れがちな大事なことを教えてくれるのだ、と。