10月24日、東京都内の病院で膵臓がんのため亡くなりました。88歳でした。
それを惜しむ倉本聰さんが
「ただ美しいという女優さんはたくさんいらっしゃると思うけれど、精神の美しさが顔にそのまま出ている方は珍しいと思います。人間の美しさ、清らかさがそのまま顔に出たのが八千草さんだと僕は思いますね」
と、コメントしている記事を読みました。
私にとっては、八千草薫さんと言えばドラマ「岸辺のアルバム」。
大好きなドラマの一つです。
最近もケーブルテレビでやっていたのを見たばかり。
女優さんだって一個人なのですが、私たち視聴者は女優さんのお人柄を勝手に役柄と重ね合わせて見てしまいます。
昨年話題になったドラマ「やすらぎの郷」にも出演されており、その素敵なお姿や語り口が魅力的でした。
だから倉本聰さんの言葉に、残念、本当にそうだなと思ってしまいました。
八千草薫さんの実際のお人柄は知るよしもありませんが、テレビでよく知っている人が亡くなると、
普段考えない「死」が少し身近になります。
親の時は・・・、自分の時は・・・、と考えるようになります。
ご冥福をお祈り申し上げます。