要介護2の父88才と、要支援1の母83才。
東京都下で2人だけで暮らし、子どもは私を含めて娘3人。
全員が急いで向かっても1〜2時間かかるところでそれぞれの家庭を持ち、両親は離れて暮らしています。

3年前、父の病院通いが増えてきた際に、私は元気な母を社会福祉協議会と地域包括支援センターにハシゴで連れて相談に行きました。
これから何か起きるかもしれないと思ったからです。

社会福祉協議会(社協)には、日々の家事を手伝ってもらう体制を整えるために行きました。
当時母は、父の病院付き添いがあると家の掃除ができなくなることにストレスを抱えていたからです。
社協には有償ボランティアの人が登録されており、日々の暮らしのサポートをしてくれる仕組みがあります。
子育てや介護などで定期的に手伝ってほしい際に利用できます。
それ以外にも、シルバー人材センターがそのようなニーズに対応してくれます。
またそういうことに対応する便利屋さん、暮らしサポートの民間会社も多数あります。

地域包括支援センターには、両親が二人だけで暮らしていること、父が弱り始めてきてこれからどんな体制を組めばいいか等々、母同席のもとで相談しました。
そこで、ケアマネという人に初めて会い、「まずは介護認定を進めましょう」と提案をもらい、ケアマネとのおつき合いが始まりました。

我が家の場合は、週に一度家の中のお掃除をしてもらうボランティアさんに社協から来てもらうことになりました。
初日に母は、お掃除に来てもらうからとお茶菓子を用意するなど迎える準備をしていましたが、
来てくれた方は「そういうことはお受けできないのです」と丁重に断られました。
それから3年。
途中で担当の方が変更になりつつも、どの方もいい方で丁寧な仕事ぶりのおかげで母の負担は軽減されました。

地域包括支援センターのケアマネさんは、我が家に来てくれて介護認定を進めてくれたおかげで、
家の中の手すり工事や、ベッドから起き上がったときに体を支える台(?)の手配など、次々と進めてくれました。
それでも時間の経過とともに、年齢に伴う父の衰えが進み、その世話が大変になったことで、母は趣味で続けていた茶道、お友達とのコミュニティでもあった体操教室をやめ、父の世話に専念するようになりました。
その間、さまざまな変化があるたびに相談に乗ってくれたのがケアマネです。
両親の相談に乗ってくれるのはもちろんのこと、遠く離れている私からの電話相談にも対応してくれます。
両親と私の間に立って、どうしたらいいか提案してくれたり、一緒に考えてくれたり。

嫌がる父がときどきデイサービスに通うようになったのも、「歩くための筋力に効果がある」というケアマネの提案のおかげでした。
母の話によれば、ケアマネは来宅時に母にこっそり
「奥様が一番大変ですから。奥様のためにどうしたらいいかを考えましょう」と
耳打ちするのだそうで、母はその言葉に元気づけられると言っていました。

最初に私が母を連れて相談に行ったおかげで、ケアマネは両親だけでなく私のことも知っているわけで、
そのおかげで私からも連絡しやすい環境が整い、両親にとってもケアマネ関連の話題を私にしやすくなりました。

老親が弱っていく中で、介護が始まりどうしよう?!とアタフタしがちですが、
介護になる前に相談に行く、という価値は大きいと身をもって感じています。

大事なのは、体制を作ること。
一緒に暮らしていたとしても、常時世話をし続けるのは難しいもの。
ましてや離れて暮らしているのであれば、この体制づくりを整えることの価値は大きいです。
ケアマネさんがよくないから変えてほしい、もっと○○をしてほしい、など
不満や希望があった際に、メールや電話で遠隔操作ができるようになります。

我が家の場合は、とてもいいケママネさんに出会えたおかげで、この3年間はなんとかやってこられました。

そうは言っても、両親はどんどん年をとっていくわけで、父の状態だけでなく元気だったはずの母もだんだん弱り始め、今の体制だけでは難しい状況になってきました。

日頃ご相談をお受けすることはあれど、自分のこととなるとなかなか(^^;;
私の家でも離れて暮らす老いた両親が弱り、次々といろんなことが起こり、日々の生活や仕事に支障が出てくるようになってきました。
日頃、終活や親との関わり等のご相談に応じることがあるものの、
今度は私自身が、これまで学んだこと、ご相談を受けてお答えしていることなどを、実践する日々です。
とは言え、ちゃんと実践できること、理屈通りにはできないこと、といろいろ。

知らない人にはお役に立つかもしれないし、振りかえりながら自分をほめたり励ましたりする意味もあって、これから少しづつ記録していきます。