秋田県は70歳以上の雇用が全国トップなんだそうな。
70歳以上まで働ける県内企業の割合は32.9%、なんと3年連続の全国トップ。
70歳以上の雇用3年連続で1位 秋田労働局|労働新聞ニュース|労働新聞社

一般的には、生涯現役が理想だとしばしば語られます。

できるだけ長く働いてほしいと考えている国としても生涯現役を推奨していますし、たしかにそういう人はたくさんいるのでしょう。

私自身も働くことは好きだし仕事をしない人生は考えにくいので、個人的にはわからなくもないですが、
一生ガツガツ働きたいかと言えば、必ずしもそうではありません。

私は会社員ではありませんが、
50代後半になり、一般に「定年」と言われる年齢に差しかかってきた今、
現役、定年、隠居、という言葉は、以前よりもぐっと自分ゴト。

私の場合、生涯現役を望むか?と言えば、少しニュアンスが違います。
しいて言えば、ゆるワーク志向です。

つまり、興味があることを追いかけながら、自分ペースでゆるゆると働き続けたい。
必ずしも自分のスキルを活かす、ではなくてもいいのかもしれません。
今までにやったことがないことをやってみるのも、捨てがたい気がします。
だって、一生やることがないかもしれないことができるんですから。

私にとって大事なのは、興味があるかどうか。
そして自分のペースを守れるか。
まあ、そのときの状態によって私が好むペースは変わるのですが。
マイペースで興味があることに多少でも関われるような働き方ができればいいなあ、とおぼろげに思っています。

現役時代は有名企業の営業部長さんだった60代半ばの男性のお話を聞いたことがあります。
そのとき、小学校の用務員の仕事をしていました。

ずっと予算に追いかけられ続けてきたけれど、
こうして数字の責任がない中で黙々と体を動かし、子どもとも触れ合えるのはとても心地よい。
規則正しいリズムができるのも気持ちがいい。

大事にしたいことは、人によっていろいろです。

さて、秋田県の70歳以上の雇用がトップという話に戻ると、その背景は、きっと労働力が少ないからでしょう。
雇用が多いと聞くと「いつまでも働ける」地域と捉えがちですが、これは高齢化で若い労働力がないから働かざるを得ない地域とも言えます。
近い将来、都市部も同じようになるのかもしれません。

ただ、地方創生に関わる人の話によれば、
雇用に限らず「仕事」という意味では、実は都市部よりも田舎の方が「ちょっと仕事」が多いのだそうです。

地方(田舎)には、ガッツリ働く仕事はとても少ない。
だから若い人が定着して家族を養うために働く、となるとかなり厳しい。
けれども、ちょっと手伝う、ちょっと手が足りない、ということとなると、意外に事欠かないんだそうです。
なぜなら、一次産業が多いから。

年金もらいながら、ちょっと働きながら・・・という暮らし。
気の合う人と寄り合い所帯のように助け合って、食べ物をあげたりもらったりしながら、ちょっと働きながら、暮らす形です。

平均寿命が伸び、100歳以上まで生きることが珍しくない時代になろうとしている今、
働くことは、定年までとは限りません。
一生かもしれないし、早々にリタイアするかもしれません。

働き方は千差万別。
あなたにとって心地よい働きかたはどんな形ですか?

 

 

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