友人が体調を崩しました。

連絡するといつも即レスだった友人からの返信が来なくて、アレ?と思っていたところ、
体調を崩していたと連絡がありました。

少し回復してきたから、これから病院に行こうと思う、と。

回復してきたから病院に行く……。

病院に行くのは大変です。
病院となると、そうそう近所ではないし、受付も大変だし、診察してもらうまで時間かかるし。
そう、ヘンな話だけど、病院はある程度元気でなければ行けないのです。
でも、本当に具合が悪いときこそ診てもらわねばならないのに・・・。

私の母が体調を崩したときもそう思いました。
ひとりで暮らしている母は、いくつかの持病はありつつも健康です。
でも80代半ばになって、なんとなく具合の悪い日が増えてきました。
元気なときには、持病を診てくれる病院に定期的に通っています。
しかし、具合が悪くなると出かけることはできないので、病院には行きません。
様子を見に私たち子どもが訪ね、病院に連れて行こうとしても、立ち上がることができない。なかなか難しいのです。

子どもの頃、具合が悪くなると、親が抱きかえてかかりつけ医に連れて行ってくれました。
お医者さんは、ひどく具合が悪ければ、先に診てくれることもありました。
昔はお医者さんが往診してくれることもあったようですが、今、そういうお医者さんの存在を知りません。

地域包括支援の仕組みのなかで最期まで自宅で~という取り組みが進み、首都圏では「在宅医療」が一般的になりつつありますが、「在宅医療」とはそもそも定期的に診てくれることが前提で、具合が悪いときだけ診てもらうことはできません。

こういう時にすぐ診てもらえるような、相談できるような、信頼できる「かかりつけ医」が必要だと改めて思うのです。

若い頃はそうそう病気にもならないし、具合が悪くても多少我慢できる気力と体力がありました。
もし異変を感じて、きちんと診てもらうなら大病院に行きます。
ちょっとした風邪なら、仕事場の近くでしょうか。

でもそれなりにのお年頃になると、なかなかそうはいきません。
もし、その仕事場を離れれば、そこのお医者さんにも行かなくなるでしょう。
気づくと、いざというときに近くで診てくれる「かかりつけ医」を持っていないことに気づくのです。

数年前に私はかかりつけ医を、本気で探そうとしたことがあります。

まず家の近所であること。
あまり混んでいないこと(待ち時間が極端に長くないこと)。
異変が気になったときには、大病院への紹介、つなぎをしてくれること。
信頼できそうなこと、相性がいいこと。
行けないほど辛いときには、電話で相談できること。
できれば私よりも少し若いこと。

軽い風邪など、ちょっとした病気の時に、できるだけ近所のいろいろなお医者さんに診てもらうようにしました。
でもこれを全部クリアできるお医者さんには、なかなか出会えませんでした。
かなりの項目でクリアできた先生もいたのですが、しばらく行き続けるようになったときにちょっとした一言で、なんかいやだなあと思ってしまい、それっきりになってしまいました。

今、一応私の「かかりつけ医」になっている先生は、婦人科と内科を診てくれる女医さんです。
「かかりつけ医」を探そうと思って出会った先生ではなく、婦人科を診てもらうために訪れたら、内科も診ることがわかって、ついでに診てもらうようになりました。
物言いがきつくて、最初は怖くて優しくない感じがしてイヤだったのですが、今では言いたいことを言い合ったりできるようになりました。
でも、家から歩いて20分(電車で2駅)。
年齢は私よりも10歳上。
あと何年診てくれるかしら?と思うと、できれば早めに別の先生を探した方がいいだろうとは思います。

「かかりつけ医」を探すのは難しいです。
でも、「かかりつけ医」がいないと、本当に具合が悪くなったときに困るのです。
遠くに行けなかったり長く待つことができなくても近所なら・・・。
お医者さんに行けなくても電話で聞けたら・・・。
しかも、自分の病歴や体質、性格や家族の既往歴まで知っておいてもらえれば、安心です。

年をとればとるほど、その必要性は高まることを思うと、そろそろ自分より若い信頼できる先生を、また探さなくては、です。

でも本当はもう一つ大事なことがある・・・

体調を崩したとき、同居人がいればいいんですよ、まだ。
これが一人だとさらに大変。
今の世の中、一人暮らしが一番多い家族形態なんだから、ここは結構マジ考えねばなりません。
仮に一人暮らしでなかったとしても、その同居人が連れ合いなど同世代だとしたら、一緒に歳をとっていきます。
~などと、このことについて書き始めると、たぶん3倍4倍の長いコラムになってしまうので、これはいずれまたの機会に・・・。