大好きだった有働さんがNHKを退局するというニュースに、多くの人が驚いたはず。
もちろん私も。

だけど一方で、50歳目前だものね…と納得する思いが私にはありました。

 

それは、有働さんの

「以前から抱いていた海外での現場取材や興味ある分野の勉強を自分のペースで時間をかけてしたいという思いが捨てきれず、組織を離れる決断をしました」

と言うコメント。
オンナの50歳目前は、人生の大事なターニングポイントであるとかねてから思っていたからですが、この言葉で確信したのでした。

かねてからやりたかったこと、興味があることをやりたい。
自分のペースで時間をかけてやってみたい。

そういう思いをどうしても抑えきれなくなるのが、50歳目前なのではないでしょうか。

私が会社を辞めたのも50歳目前、48歳でした。

新卒からずっと働き続けた大好きな会社にいた私は、転職したこともなく、仕事が面白くて大好きで
会社の人も大好きだったし、居心地もよかったし、何も不満などなかった。
けれども自分の人生を考えたときに、一度だけの人生、このまま今の仕事を続ける人生ではなく、
違うこと「も」やってみたい。
それも自分のペースで。
できれば幸せをつくる一翼を担うとか、社会に役に立っているという実感がほしい。

~私が会社を辞めたのは、そんな気持ちが抑えきれなくなったからでした。

あれから10年。
環境は大きく変わりました。
あと10年頑張れば悠々自適の老後が来る50歳と思われていた時代から、人生100年時代と言われる時代になったのですから、まさにパラダイムシフト。
友人は出産と同時に仕事を減らしたり辞めたりしていたのですが、10年経て仕事をするようになっていました。

そんななかで私も
ときには辞めなきゃよかった、と後悔することもないわけではありません。
しんどいこともあったし、不毛な日々が続くこともありました。
私の人生、本当にこれでよかったのか?と思うこともないわけではありません。

でもきっと、私の場合はあのとき辞めていなかったら、私は私の人生をきっと生きることができなかったんだろうと、今思います。
しかも自分で決めたので、誰を責めることもできません。
嬉しくても悲しくても私が決めた私の人生です。

50歳目前は、人生とか生き方とかを考える時なんだろうと思います。
私の周りを見回してみても、ここで腹を据えたと思われる人が多数いるのです。

少なくとも「定年」を意識し、定年まで今の延長で働き続けるのかどうかを考える。
定年のときどんな自分でいるか、定年後どんなふうに暮らす(生きる)のか、なんとなく考える時期。

辞めた人、続けると決めた人、変わった人、覚悟を決めた人…

そんなことを考えるのは、無意識の中で人生の折り返しを超えることを感じるせいなのか。
それとも、カラダの変化や親の問題、家族の変化によるせいなのか。

人生100年時代、まだまだ先は長い。
これからどう生きていく?
そう考える日々が続きます。

ちなみに、男の場合は50歳目前というよりは60歳目前というのが、その時期のように私は思っています。
オンナの方がきっとちょっとだけオマセなのでしょうね。

 

定年」を意識するようになった人を「定年女子」と名付けて、
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どうする?どうなる?定年女子トーク
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