一度に大勢と名刺交換をすると、後になって名刺を見返したときに、どんな人だったか思い出せないことがありませんか。

そのとき話した内容は覚えているのに、それがこの名刺のなかのどの人だったのかわからなくなったり・・・。
とても残念・・・!

年齢のせいもあるかもしれないけど、私の場合は若い頃からそうでした。
私が仕事を始めた40年ちかく前は外回りをする女性が少なく、周りはおじさんばかり。
大学を卒業したばかりの私から見て、おじさんはみんな同じように見えて、名刺交換してもなかなか覚えられませんでした。
私だけが忘れてしまうならよいのですが、当時は女性は珍しかったので、相手は私のことをよく覚えているので本当に困り、とにかく見覚えのある人にはご挨拶をしようと思っていました。

あるとき、大きなビルのトイレの前で見覚えのあるの(おじいさんおような)おじさんとすれ違い、思わず「いつもお世話になっております」と、私は深々と挨拶をしたことがあります。
先方から「これはこれは・・・。いつもありがとう。よろしくお願いします」と言われ、さて、誰だったかな?と思っていたのですが、それは政治家の宮沢喜一さんでした。
大臣だったのに、リクルート事件で未公開株譲渡の引責辞任をし、テレビに写らなくなっていたので、咄嗟に誰だか思い出せなかったのです。

そんなこともあったので、私は名刺交換した後には「背が高い」「声が低い」「怖そう」「丸顔」など、もらった名刺にできるだけ特徴を手書きで書いていました。

今や女性は珍しくない時代。
大勢いる女性の一人なので。相手は私のことを忘れてしまうかもしれない・・・。
個人で仕事をしている私は、そう思って、名刺には自分のプロフィール写真を小さく入れています。

ここで私が大事にしているのは、綺麗に加工しないこと。
できることなら、しわも取って、肌も白く、目もぱっちりと、綺麗にきれいにしたいところですが、実物との乖離があると、名刺を見ても私のことを思い出してもらえなくなる可能性があるので、それは本末転倒。
できるだけ自然に、普段通りに。

実際、綺麗なプロフィール写真を今までたくさん見てきましたが、「え?コレ、本物?」と思ったことは、一度や二度ではありません。
「コレ何年前?!」と思ったことも少なくないし、「何かあったのかな?」と心配になったこともあります。

そんなこともあるので、私はできるだけ自然に、普通に見える写真を使ってきたのですが、今の私の名刺はちょっと詐欺かも(苦笑)。
なぜなら髪型が全然違うのです。
そのせいで印象も違って見えそうです。
今まで私は数十年ロングヘアでした。
しかし、生まれて初めてショートカットにしたので、見た目の印象は、きっと大きく変わっているはず。

そろそろ名刺の写真を変えなくては・・・。

そう思ってビジネスプロフィール写真を撮り直すことにしました。

長年広告業界で働いてきたので、上手に撮ってくれるはずのカメラマンは、私の周りにはたくさんいます。
新聞や雑誌で撮影する第一線で活躍中の人、素人にいい表情をさせるプロ、会社の経営者ばかりを撮っている人、等々。
タレントの撮影だったら、1カットでウン十万のギャラが当たり前の世界でした。
けれどもここ数年でプロフィール写真業界は大きく様変わり。
ネットで調べると、今や、1万円前後できちっと撮ってくれる(と謳っている)ところも多数出てきました。

ほんとかな?!
何が違うんだろう?

そこで、私も名刺に入れる写真を差替えるため、撮影してもらうことにしました。
それも2カ所で。

1カ所は、最近のネットに出ていたスタジオ。30枚くらいのデータ提供で1万円を遙かに下回る金額!
ネットで探して、その場で電話して、時間を予約して・・・。

もう1カ所は、人の表情を捉えるのが得意で、著名人を数多く撮ってきたカメラマンによる撮影会で。

結果はまた後日。
ビジネスプロフィール写真が必要な人、撮影を考えている人には参考になるかも?!

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