年金支給開始年齢が上がったことに伴い、事業主は定年を延長するか、もしくは再雇用するか、
制度上はしなくてはいけなくなりました。
が、実際のところ定年延長しているところはそう多くはありません。

http://www.jinji.go.jp/kisya/1509/h27akimincho_bessi.pdf

http://www.jinji.go.jp/kisya/1509/h27akimincho_bessi.pdf

平成26年民間企業の勤務条件制度等調査結果の概要より

よって、会社は再雇用するわけですが、その現実はどうなんでしょう?!

そうは言っても仕事がないし・・・

若手が育たないから困る・・・

多くの会社には、そういう本音が見え隠れします。

一方で、実際に定年する側の人たちから見てみましょう。
会社員の定年後の道は、大きく分けると以下の三つ。

(1)再雇用や定年延長で勤務先の会社に居続ける

(2)転職

(3)自営業(農業や起業も含む)

そう語るのは「定年楽園」の著書でお馴染の大江英樹さんです。

もちろん仕事をしないという選択肢もあるでしょうが、楽しいはずのお休みもそればかり長く続けば飽きてくるし、体は元気だし。
年金が出るまでは時間があるし、懐も寒くなるからそう自由にお金を使えるわけではないし、長く働いてきた者にとっては、仕事をしない選択肢はあまり現実的ではありません。
というわけで、道はこの三つのうちのいずれか、ということになります。
言われてみればその通りなのですが、意外とその立場になるまで、道はこの三つのどれかなんだってことをきちんと認識していない人、多いです。

これはオジサンだけの問題ではなくて、定年女子も同じこと。
私自身もそうでした。
では、実際に考えてみましょう。

まず考えるのが会社にそのまま残る道

再雇用か、定年延長かによって、多少違いはあるかもしれませんが、
役職定年が終わり、今までと同じような待遇ではなくなるのが普通です。
今までは立場もあったので、後輩社員は実はかなり気を遣ってくれたのでしょうが、これからはなかなかそうはいきません。

当然ながら上司は年下。
場合によっては元部下であることも。
大して仕事がができなかった部下君が上司になれば、心中穏やかではいられなくなるかもしれません。
かと言って、優秀で仕事ができた部下君が上司になれば、それはそれでまた違う思いも・・・。

こちらがアドバイスのつもりで良かれと思って言うことも、年下部下や後輩社員には雑音になり、提案が無視されることが続くことも。
立場が変わることで自分の影響力もがらりと変わることを感じないわけにはいかなくなる人も多いのでしゃないでしょうか。
これは、なかなか心が折れることかもしれません。

そのあたりのことを、大江英樹さんはコラムでも書いています。

2番目の転職はどうでしょうか。

転職市場として考えると、定年後の転職はそう甘くはありません。
労働力が不足している今だから、選ばなければ確かに仕事はある。
だけど、定年後の仕事というと、いくつかの業種にほぼ限られ、
一方で仕事を探す側は「そんな仕事はしたくない」と思う人が多いようです。需要と供給のアンバランスで、なかなか望むような仕事には巡り合えません。
10も20もトライしているうちに、心がだんだん折れていく人も少なくありません。
仮に転職がうまくいっても、その人に沁みついた会社の文化というものがあり、転職先の文化になじめるかどうかの壁も厚く、勤務先との相性も無視できません。

そして3番目の自営業。

農業やお店等の家業に専念するような自営業から、自ら起業する人たちまで、自営業はいろいろ。

起業は、今までにやってきた経験や人脈を活かす夢のあることかもしれません。
けれども、定年してからさあ何やろうか?!ということになると、これはなかなか厳しいのも現実。
しかも、個人差がありますが、年をとるとだんだん面倒くさがりになっていきがち。
軌道に乗るまでは何から何まで自分でやるくらいでないとならないのに、現役時代のように誰かが何かをしてくれるのは当たりまえと思っていたり、面倒になったりしていては、なかなか前に進みません。

 

さあ、あなたが選ぶのはどの道でしょうか。
定年女子のあなたも、それぞれに一長一短であることを心に留めて、今のうちに自分だったら…とシミュレーションしてみましょう。
できれば40歳を過ぎたら、そろそろそういうことを考え始め、場合によっては少しづつ準備するくらいの気持ちでいたほうが良いのでは?と思います。

 

 

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