仕事で私がお世話になっている、優秀なアラフォー女性がいます。
彼女は、私と同世代の人たちのボス。
中途採用の50代~60代を束ねる立場。
彼らの経験やスキルを尊重し、細やかな気遣いで大量の仕事を捌いていくのです。
組織内はもちろんのこと、社外からも信頼が厚い、厚い、厚い。

これからは労働力不足だから、定年延長/再雇用/シニア起業等々、一億総活躍社会だ!
いろいろ叫ばれはするけれど、なかなか厳しいのが現実。


人の生き方・働き方は多様で何でもアリ。
定年が近づいてくる(過ぎた)50代60代だからこそ、ポジションにこだわらずイキイキと働く、好きな仕事をする、という働き方があっていいと思うのですが、本人はどう思っても環境が整のわなければ難しく、なかなか理想通りに働く人はいません。
そういう中で、彼女のようなボスがいるのは、とても貴重です。

目に見える資格ではないし、スキルとして明確なキャリアとは言いにくいのですが、彼女の「おじさんおばさん転がし力」とでも言うのでしょうか。なかなかものなのです。

しかもそこで働く50代60代はなかなかの逸材で、しかも強力な個性の人たち。
これからはこういうスキルがとても求められる時代になるはずです。
こういうスキルがないために、大事な機会を逃している人、きっと少なくないでしょう。
かつての私もそうでした・・・

さてその彼女は独身。
どんな人が好みかと聞けば「おじさん」だそうな。

大人の人は、いろいろな経験をしているから話がおもしろい。
大人の人は、余裕がある。
大人の人は、細かいところまで目が行き届く。
大人の人には色気がある。
大人の人は「仕事と自分とどっちが大事か?」なんて聞かない。

60歳男性が聞けば、喜びのあまり涙を流しそうなことをスルスルと本気で言うのです。
こういう思いがあるから、自然と「おじさんおばさん転がし力」が磨かれていくのでしょう。
いい仕事人には愛があるんですね。

街を歩いていても、彼女が素敵だなとついふり返ってしまう男性はみんな50代60代。
同世代の男友達はたくさんいるけれど、魅力を感じることはないんだそうで、
彼女があまりに「おじさん好き」だからと、最近友達からおじさん図鑑プレゼントされたのだというから本気度が違います。

おじさん図鑑と言えば、2011年12月に出た単行本。
おじさんを深い愛情で観察していろいろ分類した内容が、当時、テレビや新聞で話題になりました。

~と思っていたら、なんと、おばさん事典、というのもあるのだそうな。
知らなかったけど、こちらは2014年の発行。
ずっと拒否してきたけれど、私もたしかに“おばさん”なわけで、そんな事典があるとは知りませんでした。
おばさんとは何かの解説から始まり、おばさんという存在は快適で、おばさんは資源だと説いているようですが、
若い頃からず――――っと、今でも「自分を絶対におばさんとは呼ばせない」を貫いている私は、現実を直視したくないから、見たくない・・・。

でも意外に仕事をし続けている私の周りにいる女性を見てみると、どうもおばさんにはなれなくておじさんになる。
おじさん図鑑の分類で自分を見てみると結構しっくりくるのかもしれません。
おじさん図鑑が出たのはわずか5年前ですが、その当時、私は自分が同世代という認識もなく下からオジサンを見上げる(見下げる?)気分でした。
おじさんのことが他人事だったんですね~

さて、その「おじさん」好きの彼女は、仕事ができるだけでなく呑み助の食いしん坊でお料理上手、さらに道を歩けば小さな草花の美しさや虫の動きにも感動し、日本の古典芸能好きで、映画や本もよく読んで、社会の動きにも敏感と、とても魅力的な女性で、目下パートナー募集中なのだそうです。

 

 

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