このまま今の会社にいつづけて、余計なことを言われることなく、責任取らされるでもなく、輝かしい実績を収めるでもなく、問題なく勤め切りたい。
~すなわち、「逃げ切りたい

ここまで明確な言葉にしなくても、同世代からこれに類する声を耳にすることが少なくありません。

そうね、逃げ切れるならいいかもね・・・
逃げ切った後は何をしたいの?・・・

これは私の心の声(笑)。

そんなことを思っていたら、こちらの記事に出会いました。

「逃げ切りたいミドル」になりたくないなら、30代が大切。
http://blogos.com/article/230539/

記事を書いているのは山本直人さん。
ニューヨーク在住のコンサルタントさんだそうです。

「50代社員は使えない」
50代を責めなくてもいいじゃないか、と言ってみたいけれど、とはいえ50代にも問題はある。
それは、50代というか40代後半くらいからジワジワと『逃げ切り願望』が生まれてくることじゃないだろうか。

新しいことに挑戦したり、リスクをとることなく、逃げ切りたい

多くの会社員にとっては、そのくらいの年齢で「先の見当」がつくのである

そう、そのとおり!
この ”逃げ切りたい” という表現は、50代の気持ちの微妙なニュアンスをよくとらえていると思います。
このコラムで山本さんが書いているのは、「(若いうちから)ひたすら考えつづけることが大事」で、そのためには常に何かを突き付けられる生き方を問われることが大切なんじゃないか、と書いておられました。

たしかに私も大賛成です。
生き方を問い続けることこそが「新終活」であると、私自身も考えています。

ただ既に50代になっている者にとっては、若い頃にそれが大切、大事だと言っても間に合いません(苦笑)。
もちろん、いつからでも生き方を問い続けることは大事なことではあるのですが、
あえて今、この話題で50代に問いたいのが、「果たして逃げ切れるか」ということ。

だって、逃げ切ろうとしてもまだまだ先がずっとあるのですから。

なんせ、今の平均寿命は男が80.75歳、女が86.99歳。
ちなみに1950年の平均寿命は、男59歳、女63歳だったことを考えると、飛躍的に伸びているのです。
私たちが子どもだったころのおじいちゃま、おばあちゃまのイメージと到底同じにはなるはずなどないのです。

2012年4月 経済産業省商務情報政策局サービス政策課サービス産業室発表レポートより

だけど、特に首都圏で働いている会社員は、日頃高齢者に接する機会があまりありません。
もちろん高齢者になった経験もないから、つい昔よく接していたおじいちゃま、おばあちゃまのイメージを引きずっていて、つい「逃げ切れ」ばなんとかなるように思ってしまいがちなのではないでしょうか。

だけど、逃げ切ったつもりが、その先の自由な時間は、今まで働いてきた時間とあまり変わらないというのが現実です。

第一の問題は逃げ切れるかどうか。
そして次の問題は、逃げ切った先のこと。

こういうことは、今まで男性中心に語られてきました。
だけど、ずっと働いてきた女性、特にお仕事大好きな女性にとっても、まったく他人事ではない時代に入ってきました。

私は「逃げ切る」というよりも、「歩いて行こう」と思います。
「走って逃げ切る」ではなく、ジョギングや歩くようにスピードを落として「たくさんよそ見をしながら歩いて行こう」と思います。
大事なことは止まらない、進むこと。

さあ、あなたは逃げ切りますか。逃げ切れそうですか。

 

 

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